デザインの特徴を知らず取り入れてしまい後悔してしまう

産業革命に伴い急速に経済成長した
「室内装飾」とは、「内装デザイン」のことです。
これについては、なんとなく想像できるという方も多いでしょう。
けれど、その歴史や現在に至るまでの背景については知らないという方も多いはずです。
実は、「室内装飾」というコンセプトの歴史は浅く、1880年にイギリスの詩人である某氏が始めた「運動」が発端なのです。
その頃、英国では産業革命に伴い急速に経済成長したことにより、住宅の建設ラッシュが起こり、質の低い家や家具が多数出回っていました。
そのような現状を打破するために、某氏は熟練した職人が大切に作り上げた物の価値を再認識する必要があると主張したのです。
住まいの居心地の良さや美しさは密接に関係しているため、生活と芸術は切っても切り離せないという考え方が世に広まったのです。
19世紀以降も某氏の作り上げた思想は根強く続き、現在においてはさらに多くのスタイルが確立されています。
室内を明るく華やかにするために生まれた
室内装飾については、主に下要点で分類されているシンプル・デコラティブ・明るい・落ち着いているなどがあり、日本で特に人気がある室内装飾を4つの要点で分類してみましょう。
冬を迎えると極端に日照時間が短くなる北欧において、少しでも室内を明るく華やかにするために生まれたデザインです。
白を貴重とした、カーテンや壁紙などに植物のモチーフや明るめのグレイッシュカラーを取り入れるというのが特徴で、機能性もありながらどこか癒される雰囲気をつくることが出来ます。
日本古来より伝わる和風の風情を現代的にシンプルにした室内装飾で、和室のみではなく洋室にも取り入れられるでしょう。
木目をあちらこちらに配置して、全体的な色調も明度や彩度は抑えめの落ち着いた雰囲気が特徴的です。
デザインの中でも初期に生まれた風情で、「現代的」という意味から連想されるように、家具に金属やガラスなどを積極的に取り入れられています。